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【総合商社】三菱商事の企業分析と転職方法を解説 | 年収UPチャンネル

【総合商社】三菱商事の企業分析と転職方法を解説

中途採用

三菱商事ってどんな会社?


三菱商事は三井物産/伊藤忠商事/住友商事/丸紅と並び、5大商社と呼ばれる財閥系商社として日本経済界を牽引している総合商社です。
三菱財閥は1870年に創業者である岩崎弥太郎が興した開運事業から始まりました。
三菱商事が総合商社として創業されたのは1950年代初頭で、その後グローバルに展開し、活躍分野としては鉱業・エネルギー・食品・化学・機械・金融・インフラなど、様々な産業分野において幅広い事業を展開しています。
また、国内全社拠点:117ヶ所海外全社拠点:124ヶ所と国内外に数多くの子会社や関連会社を持ち、グローバルにネットワークを広げています。

■主な海外拠点
アジア:中国、韓国、東南アジア諸国(シンガポール、タイ、インドネシアなど)に多くの拠点を配置。
北米:アメリカ合衆国、カナダに主要な拠点を持ち、幅広い事業を展開。
ヨーロッパ:イギリス、ドイツ、フランス、ロシアなどの欧州諸国に拠点を持ち、各国の経済に密着した活動を展開。
中東・アフリカ:UAE(アラブ首長国連邦)、南アフリカなどにも拠点を設置し、新興市場への展開を図っている。
中南米:ブラジル、メキシコなどの中南米地域に拠点を設置し、地域特有の資源開発などを行っている。
オセアニア:オーストラリアなどのオセアニア地域でも事業を展開。

そのため、多様なビジネスチャンスやキャリアパスが用意されており、キャリアの幅を広げるには絶好の環境です。

従業員数:5,922人(本社単体)
平均年収:1692万円
平均年齢:42.9歳
平均勤続年数:17.6年
・入社メリット:海外駐在経験・充実した福利厚生・ネームバリュー
・キャリアパス:スキルや経験が身につき市場価値が高いため、外資系企業に転職する人や自身で起業する人も多い

三菱商事への転職難易度

三菱商事は、その歴史と規模、そして手厚い待遇からも想像できるように、転職難易度は非常に高いです。
特に中途入社は競争率が高く、求人に対する応募者数も多い傾向が見られます。
国内最大級の転職サイト『doda』が発表している「転職人気企業ランキング2024」では三菱商事は全体で15位となっています。

また、5大商社の中でも最も高いランキング順位となっており、三菱商事の人気のが高いことが伺えます。
三菱商事:15位
伊藤忠商事:16位
三井物産:28位
丸紅:53位
住友商事:103位

順位企業名
1位トヨタ自動車
2位Google
3位SONY
4位楽天グループ
5位パナソニック
6位Apple Japan
7位アマゾンジャパン
8位任天堂
9位キーエンス
10位リクルートホールディングス
11位LINEヤフー(旧:LINE / 旧ヤフー)
12位 日本マイクロソフト
13位全日本空輸(ANA)
14位サントリーホールディングス
15位三菱商事
16位伊藤忠商事
17位ソフトバンク
18位オリエンタルランド
19位日本航空(JAL)
20位東日本旅客鉄道(JR東日本)
出典:doda

先述した通り、三菱商事は転職人気が高い一方で中途採用人数は例年数十名程とかなり競争率が高い企業となっています。
2018年度:約60名
2019年度:約70名
2020年度:約40名
2021年度:約50名
2022年度:約80名

三菱商事はグローバルに展開しているため、中途入社を目指す場合、外国語力や海外経験など、国際的な視野やスキルも求められます。
また転職を希望する場合、自己PR経歴書面接対策など、様々な面での準備が必要となってきます。

第二新卒での転職

三菱商事は第二新卒でも十分に転職することが可能です。
第二新卒での転職は難易度が高いと思われがちですが、実際は育成コストの安さや体力・吸収力の高さによって企業から高く評価されるケースもあるため、第二新卒の方も積極的に挑戦してみる価値はあります。

企業が第二新卒を求める理由
・社会人経験があるため、育成コストが安い
・辞めてしまった新卒社員の補充要員として親和性が高く就職時期も柔軟
まだ若く体力があり、企業のカルチャーやスキルの吸収力が高い

第二新卒であっても正しく選考対策を行うことで十分に転職可能性があるため、転職サポートを受けながら選考を受けてみることをおすすめします。

三菱商事の事業内容

三菱商事の事業は多岐に渡りますが、主な事業領域は、鉱業、エネルギー、金融、化学、機械、食品、インフラ、そして新興国での事業展開など多岐にわたります。

①金属グループ
南米やオーストラリアでの鉱山開発や製錬事業に出資し、非鉄金属、鉄鋼、アルミニウムなどの金属関連事業に従事しています。鉱山開発から製造、販売まで一貫して手掛け、リサイクルや技術革新も積極的に行っています。グローバル市場での競争力を強化し、持続可能性にも注力しています。

②化学品グループ
石油化学、肥料、塗料、医薬品などの幅広い分野に事業を展開しています。
原料の調達から製造、販売までを行い、高品質な製品とサービスを提供しています。また、環境負荷の低減や安全性の向上にも力を入れています。
私たちの生活に最も近い分野のグループとも言えるかもしれません。

③機械グループ
産業機械や建設機械、船舶、航空機などの製造・販売を手がけています。また、先進技術の導入や新製品の開発を通じて、顧客のニーズに応える製品を提供しています。また、東南アジア地域でのサービス提供やメンテナンスも行い、顧客ビジネスのサポートを行っています。

④地球環境・インフラ事業グループ
世界各国で再生可能エネルギー、水処理、廃棄物管理、都市インフラなど、地球環境とインフラの改善に関連する事業を展開しており、発電・送変電設備の供給や水道設備や、交通インフラ、海洋上での石油・ガスの開発や輸送に関わるなど、持続可能な社会の構築に向けた取り組みを推進しています。
再生可能エネルギーへの投資や、都市開発プロジェクトへの参加も積極的に行っています。

⑤新産業金融事業グループ
商業施設や住宅、工業団地の開発といった不動産事業や、世界各地とのネットワークを活かした物流事業、さらには商社ならではの知見やネットワークを活用して新興企業や成長産業への投資や支援を行っています。ベンチャーキャピタル、イノベーションファンド、新興市場への投資など、新たな産業の育成と成長を支援し、次世代のリーダー企業を育てることに注力しています。

⑥エネルギー事業グループ
三菱商事にとって資源ビジネスは大きな基盤です。石油、天然ガス、電力、再生可能エネルギーなど、幅広いエネルギー関連事業を展開しています。また、LNG(液化天然ガス)の開発事業に関してはこれから積極的に力を入れていく分野の一つとされています。
エネルギーの安定供給やエネルギー転換への取り組みを通じて、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献しているグループとなります。

⑦生活産業グループ
食料品や衣類、生活消費財といった生活必需品を実際に消費者に届けるのがこの事業です。原料の調達からコンビニエンスストアなどの小売店や飲食店での提供まで一貫して担います。人々の日常生活に密接に関わる事業を展開しており、安全で高品質な食品や住宅、便利な小売サービスを提供し、人々の生活の質の向上に貢献しています。

三菱商事の選考フロー/選考対策

三菱商事の中途採用の選考フローは一般的に下記となります。

選考フロー概要面接形式/面接内容結果通知時期/通知方法
①プレエントリー/書類選考・ES・職務経歴書を提出
②WEBテスト・SPI(計数・言語・英語)
・性格診断       

※トータル1時間
1週間以内/メール
③1次面接・面接官2名
・現場メンバー
【面接形式】
・集団面接(30分)

【面接内容】
・これまで力を入れた経験
・志望理由
・企業理念の共感するようなメッセージ
1週間以内/メール
④2次面接・面接官2名
・マネージャー担当
【面接形式】
・個人面接(30分)

【面接内容】
・これまで力を入れた経験
・達成した経験、失敗した経験
・他者を巻き込んで結果を出した経験
1週間以内/メール
⑤3次面接/健康診断・面接官1名
・部長・役員
【面接形式】
・個人面接(30分)

【面接内容】
・これまで力を入れた経験
・海外の人と働くに当たって意識をしている事
・なぜ三菱商事なのか?
1週間以内/メール
⑥内々定最終選考合格後、処遇条件等に係る面談を実施
⑦内定選考状況、内定者の都合を考慮して入社日を決定

三菱商事への転職に向けた対策

三菱商事への転職を考える際には、まず自己分析を行い、自身のスキルや経験を客観的に把握することが重要となります。
また、グローバル企業のため、ビジネスで使える英語力を鍛えておく必要もあります。
その上で、三菱商事の求める人物像やビジョンに合致するようなキャリアプランを立て、業界や企業に関する知識を深めるために、情報収集や交流の機会を活用しましょう。

転職エージェントの活用

三菱商事を志望している場合、転職エージェントを活用することで、自分のキャリアや希望条件に合った求人情報を収集し、選考のサポートを受けることができます。

最後に

三菱商事は就職したい企業ランキングでも常に上位に入る入社難易度の高い企業ですが、きちんと企業分析・自己分析を行った上で対策に臨めば内定を貰えるチャンスはあるはずです!

皆さんの転職人生に幸あれ!

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